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1080話

「ただ、唯一変わったのは、小孫の母親、季安燕が最後に背筋を伸ばして座っていたのが、今は足を組んで座っていることだった。」

灯りの下、王建の背中の影が妻の艶やかな身体に落ち、一つの影を作り出していた。まるで巨獣のようなその影は、頭の部分がちょうど妻の両脚の付け根に重なっていた。

だが今、妻は手足を縛られていた。唯一違うのは、足首は縛られてはいるものの、手首のように鉄枠に固定されてはいなかったことだ。

火照った体に纏った、ほとんど何も隠せていない紐パンは、先ほどよりさらに湿り気を帯びていた。

妻のその歪んだ色気のある誘惑的な姿は、まるで目の前で彼女を強制している男への、この上なく甘美な誘い...