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104話

「トイレから出てきた張潔を見ると、私と陳勇はすでに離れて座っていた。

陳勇は張潔を抱き寄せながら部屋へと戻っていった。

「兄弟、先に行って火照った体を鎮めないと。このままじゃ、長いこと我慢してきた体がダメになっちまう」

私は空気を読んでソファから立ち上がり、自分の部屋へと戻ることにした。

「ああ、気にしなくていいよ。好きにやってくれ。みんな気心知れてるんだから」

そう言いながらも、二人が部屋に入るなり、激しい動きが始まった。

陳勇はもう我慢の限界といった様子で、私が自分の部屋に着く前から、服を脱ぐ擦れる音が聞こえてきた。

彼は自分の服を脱ぎながら、張潔にも早く脱ぐよう急かしていた。

「早く早く...