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871話

ついに、二人の体の動きが止まり、巨大なものから花の奥深くへと精華が爆ぜるのに身を任せた。そして二人は強く抱き合い、お互いの体の温もりを感じながら、融合した感覚に浸った。十分以上、劉俊剛と王主任はまったく動かなかった。やっと離れた後も、二人はソファに横たわったまま、荒い息を繰り返していた。

「君、声を出せばよかったのに。声を出せばもっと気持ちよくなれたはずだよ」劉俊剛は笑いながら言った。

「わかってるわ。でも声は出せないでしょう。ここは職場よ、事務所なのよ。もし声を出したら、きっと誰かに聞かれてしまうわ」王主任は少し困ったように答えた。

「そうだな。こうしよう、俺の家に来いよ。夜はゆっくり...