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86話

向かいのソファーでは、もう一人の受付嬢が同僚が劉俊剛の手一つで声を上げるのを見ていた。彼女は意地でもというように、小さな手で王長順のきゅうりを握り、上下に動かし続けていた。王長順はこのような誘惑を受けたことがなく、数回動かされただけで思わず声を漏らし、女の子の気持ちなど考える余裕もなかった。女の子は王長順に期待できないと悟ると、自ら手を下に伸ばして自分を慰め始めた。程なくして、彼女も喘ぎ声を漏らし始めた。この妖しい空気に満ちた個室では、ソファの両隅で劉俊剛と王長順が忙しく動いていたが、真ん中に座る洪大貴や柳正国たちは胸がむずむずしていた。洪大貴は劉俊剛から視線を外し、苗翠花に目を向けた。少し酒...