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198話

芳姐の小さな心臓はどきどきと乱れていた。実を言うと、これまでの長い年月、芳姐が接待した客は多くなかった。馮軍と楊涛を除けば、十人にも満たなかったのだ。今、こんな見知らぬ男に抱きしめられて、芳姐の心臓は思わずどきどきと跳ね上がった。劉俊剛の体から漂ってくる男の匂いを嗅ぎながら、芳姐の心は絶えず震えていた。

「何もしないよ、ただ芳姐と親密になりたいだけさ」劉俊剛はそう言いながら、大きな手を芳姐のスカートの裾から差し入れ、指先で芳姐のストッキングとパンティを引っかけ、そのまま下へと引き下ろした。

まばたきする間もなく、劉俊剛はすでに芳姐の下着とストッキングを膝の辺りまで引き下ろしていた。「劉俊剛...