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15話

昼食を済ませると、もう午後二時三時頃になっていた。義姉の張暁瑶が食器を片付けに行っている間に、趙婷婷は劉俊剛を彼の寝室へ引っ張り込み、数学の問題について話し始めた。「いとこ兄さん、見て、この補助線はどうやって引けばいいの?」「この二次関数はどうやって解くの?」最初のうち、趙婷婷はとても真剣で、次々と質問を投げかけるので、劉俊剛も少し対応に追われていたが、さすがに大学生になった彼にとって、この程度の高校の問題は難しくなかった。

「この補助線はね」と劉俊剛。元々勉強が苦手ではなかった婷婷は、俊剛のアドバイスを受けて、午後六時頃になると、わからない問題はほんの数問しか残っていなかった。夕食後、二人...