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953話

「お姉さん、この半年あまり、辛かったでしょう?あなたの体のこと、僕はよく分かっているから」私は小声で言った。

お姉さんの顔がすでに熱を帯びて赤くなっているのを感じた。

「金水、もう言わないで」彼女はほとんど呻くような声で言った。

「お姉さん、安心して。あなたが同意しないなら、僕は部屋に入らないから」

思い切って、もう一言付け加えた。

こんな提案をする勇気が出たのは、今夜彼女を救ったからだ。それに金強を倒した話もしたから、お姉さんの心の中での僕の位置はきっと変わったはずだ。

それに、お姉さんは勇敢な男が好きなんだ。

以前、兄貴も彼女を救ったことがきっかけで、お互いに惹かれ合ったんだから...