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868話

私は陳董の顔色が悪く、黙り込んでいるのを見た。

その薄毛の男がさらに言った。「陳社長、あなたは分別のある方だ。時間は待ってくれないよ。百年の老薬というのは引く手あまたなんだ。それも五百年の代物となれば、今を逃したら二度とチャンスはないよ!」

五百年の老薬?

聞いただけで私も興奮してきた!

「陳社長、同業者の情けで真っ先にあなたに声をかけたんだ。欲しがっている人はたくさんいるんだよ!五百年の老薬なんて百年に一度の出会いだ。金持ちは大勢いても、これは命を救う薬なんだからね!」

私は陳董の目も熱を帯びているのを見た!

彼女は深く息を吸い込んで、「分かったわ、承知したわ。でも、先に薬を見せてもらうわ!...