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86話

私の目はよく見てみると、お尻には二列の細かい歯形がついていて、血は鮮やかな赤色で、傷口は腫れて赤くなっているだけだった。

ほっと息をついた。無毒の蛇だと確信できる。もし毒蛇なら、二つか三つのより深い牙穴が残るはずだ。

私は傷口に手を触れてから言った。「お姉さん、安心していいよ。無毒の蛇だよ。歯形はとても浅いし、二列になってる」

「本当に？」彼女はまだ不安そうだった。

「僕を信じられないなら、師匠のことは信じてよ！」

「でも、すごく痛いのよ！」

「痛いのはいいことだよ。痛くないなら、それこそ問題だ！毒は人を麻痺させて、気づかないうちに毒死させるんだから」

「ああ、そう言ってくれると安心するわ。あ...