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849話

「その店の内装工事はちょうど彼の会社が請け負ったんだ。だから、一度店の配線に不具合が出た時、彼がやって来たんだよ。覚えてるかい、その時お前も店にいただろう」

「つまり、梅子はずっと俺を騙していたのか?」

「金水、実は梅子もお前を騙したくはなかったんだ。ただ、どうしても口に出せなかったんだよ。彼女と冉偉の仲はとても良くて、それに命まで救われている。私が病気の時も、冉偉は何万元もくれた。だから情においても理においても、梅子は彼と別れる決心がつかなかったんだ。それで、お前には黙ったまま、お前と彼の両方と付き合い続けるしかなかった。実際、彼女もすごく悩んでいたよ。

あの日、私が知った後、彼女が言...