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818話

「今、彼女いる?」と小玉さんは笑いながら尋ねた。

「いやいや、この半年は師匠に修行してもらってて、彼女作る暇なんてなかったよ。それに、街に出てきたのもつい数日前だし」

「金水、今私も独身になったわ。あの時の約束、覚えてる?」小玉さんはウインクして言った。「今日は私のために、あのクズ男を懲らしめてくれたし、お礼しないとね!」

あの約束のことは、もちろん覚えている。

「はは、君は振られたばかりだろ?俺が今、隙に乗じるみたいじゃないか?」と私は笑った。

「そんなことないわ。あなたに彼氏になってほしいわけじゃなくて、ただあの約束を果たすだけよ。ついでにお礼もね!」

こうもはっきり言われたら、断る理由も...