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77話

「ああ、王小美のことを思い出したぞ。あんなに淫らな女だから、何か病気を持っているんじゃないだろうか?」

「でも、あの日、彼女はちゃんとコンドームをつけてくれたし、それに、あんな教養のある人なら、自己防衛の知識もあるだろう」

そう考えると、少し安心した。

「小さな盲目くん、今年おいくつ?」

「十九です」

「そんなに長い間、目が見えないなんて、大変だったわね」

「慣れましたから、特に何とも思いません」

「そうね、あなたたちのような人は、むしろ普通の人より心が静かで、欲望も少ないのかもしれないわね。ところで、お兄さんは何をしているの?お嫂さんは都会の人みたいだし、とても美人だったわ」

「兄は村で初め...