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709話

私と秦姉さんは愛の行為を始めた。

何度重なったのか分からない——

目を覚ますと、もう夜が明けていた。

頭上の精巧なシャンデリアを見つめながら、私はがばっと起き上がった。

そして、隣でぐっすりと眠っている秦姉さんの姿が目に入った!

頭がズキズキと痛む。

思い出した、昨夜は秦姉さんとお酒を飲んで、それから、ベッドに入ったんだ。

まさか帰らなかったとは。

どうやら昨夜は本当に酔っ払っていたらしい。ベッドに入ってからのことは全く記憶にない、完全に記憶が飛んでいる。

急に尿意を催した。

布団をめくると、自分は裸だった!

トイレを済ませて戻り、服を着ようとしたとき、床に落ちている携帯電話が目に入った。

手...