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662話

それから、誰かが部屋に入ってきた。

入ってきたのは小氷だった!

彼女の表情が全てを物語っていた。それに、彼女は一本のポニーテールに髪を結んでいて、小青は肩につくくらいの短髪だった。

彼女はこそこそとした様子で声をかけてきた。「盲目のお兄さん?」

「小氷か?」私は顔を向けた。

今飲んだ水に何か変なところがあると感じた。確かに温かい水だったはずなのに、飲み込んだ後は異常に熱く感じる!

まるで火炉の前にいるかのように、汗が噴き出しそうなほど熱い!

同時に、全身がひどく痒くなってきた。耐えられないほどの痒さだった。

「盲目のお兄さん、水を飲んでたの?」

小氷は私の手にある水杯に気づいた。

「ああ、ちょ...