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660話

「明らかに、この距離は無限ではなく、およそ五十メートルほどの範囲だ。

だが私にとっては、もう興奮で頭がおかしくなりそうだ。

こんな能力はマジで反則級じゃないか!

もう以前のように泥棒みたいにこっそり見たり聞いたりする必要がない。ここに座っているだけで、半径五十メートルほどの状況が全て把握できるんだから!

この能力は小説に出てくる『神識』みたいなものだ!

そう、非常に似ている。

この功徳瓶は確かに宝物だ。もっとよく研究して、他にどんな利益をもたらしてくれるか見てみないと。

ただ、今は看護師が側にいるから、取り出すわけにはいかない。

しばらくして、足音が聞こえてきた。

そして、小青が部屋に入ってく...