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659話

「うぅ、彼に行ってほしくないよ、一緒に遊びたいの!」小氷は口を尖らせた。「目が見えないお兄さんと遊ぶの好きなんだもん!」

「小氷、目の見えないお兄さんはここに遊びに来ただけなの。ずっとここにいることはできないのよ。こうしましょう、趙姉さんが帰ったら、お姉ちゃんが遊んであげるわ、いい?」

「でも、お姉ちゃんは趙姉さんと一緒に行くんじゃないの?」

「お姉ちゃんが趙姉さんにお休みをもらって、あなたと一緒にいてあげるわ、どう?」

「うん、いいよ!えへへ!」小氷は涙から笑顔に変わった。「でも、やっぱり目の見えないお兄さんとも遊びたいな!」

「じゃあ、こうしましょう。今度都合がいい時に、また彼を...