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639話

「だから、趙姉さんに試してもらおうと思って!」

「いいわ、じゃあ試してみるわ!」趙姉さんが立ち上がった。「小青、彼をベッドの側に連れていきなさい」

そこで、小青は私の手を引いて、衝立の後ろへと案内した。

後ろには確かに大きなベッドがあり、ベッドの三方と天井は全て鏡になっていた。

ベッドの傍らには特殊な椅子もあって、見た目が複雑な造りで、何か特別な用途があるように思えた。

あの時、王小美のアパートで見た島国のビデオにも似たような椅子があったはず。ああいった情趣を高めるためのものだろう。

趙姉さんの好色ぶりを考えれば納得できる。

私はベッドの側に立った。

「温度をもう少し上げて」趙姉さんが小青に言...