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59話

「深くないわよ、せいぜい首のあたりまでよ。お姉さんも入ったら?」と張小鳳が言った。

「お姉さんは今日はダメなの、生理中だから」と義姉は笑いながら答えた。

「あぁ…」

「小鳳、金水のこと少し見ていてくれる?」義姉は私を水辺へと連れていった。

「問題ないわよ。金水は目が見えなくても、小さい頃から泳げるし、大丈夫よ」と小鳳は言った。

私は上着を脱ぎ、素足で水の中に入った。

川の水はとても冷たく気持ちよく、全身の毛穴が開いていくようだった。

両側の木々が日差しを遮り、水面のほとんどは日陰になっていた。

「金水、気をつけてね、滑らないように」と義姉が念を押した。

「安心して、気をつけるよ」と私は一歩一歩...