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576話

「お姉さんに会えてよかった。お姉さんは中医学のマッサージを経験したことがあるから、その良さを理解できるんですね」

「そうよ、私は経験があるから信じられるの。経験していない人が信じないのは当然ね。だから焦らなくていいわ。技術さえ良ければ、お客さんは必ず来るわよ」

「お姉さんの励まし、ありがとうございます」

私は女性の胸部を熱心にマッサージした。

この女性はただ者ではない。十分経っても特に反応を示さず、ただ表情が愉しげなだけだ。

明らかに多くの経験を積んでいるようだ。

彼女が私と会話していなければ、馬姉さんのように性的に冷淡な人だと思っていただろう。

こんな目の利くお客さんに出会えた...