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556話

「マッサージの腕が本当に良ければ、ここに残れるチャンスもあるかもね。だって、男性セラピストはたくさんいるんだし、あなたみたいな体売りが一人増えたところで変わらないわ」

「それならいいね、彼女に会わせてよ」

もしここに残れて、体を売らなくていいなら、喜んでそうしたい。一日だけ働いて去るなら、馬姉さんも困るだろうし。

ここの女性客は確かに最初の客みたいな美女もいるけど、もっと多いのはただのデブババアで、本当に吐き気がする。

「金水、あくまで可能性があるって話よ。あまり期待しないで。だって、今までそんな前例はないもの。それに、残れたとしても、待遇は前ほど良くないかもしれないわ。チップも少なくな...