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551話

「目が見えるようになる可能性があるなんて!」

「そうなんですよ、いつかそんな日が来ることを願ってます!知り合いの人たちがどんな顔をしているのか、ぜひ見てみたいんです!」

「早く見えるようになるといいね!」

「ありがとう!実は、私、友達があまりいないんだ。今、あなたが私の友達になってくれた」私は口を大きく開けて笑った。

「うふふ、そうね、今あなたも私の友達。初めて会った時から、なんだか気が合うって思ったの。こんな場所では、お互い助け合わないとね!」

「そう、そう、助け合いだよ。私たちはお金を稼ぐためにここにいるんだから」私は一瞬言葉を切り、「小玉、僕、まだ女の子にキスしたことないんだ。初めてのキ...