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546話

「卒業もせずに実家に帰っちゃったの。その前に、私をこのクラブに紹介してくれたわ。病院じゃ、月に六、七千元がやっとなのよ!とにかく、彼女が言うには、私はここでそういうことをする必要はないって、私はその資格がないからって」

ここまで話して、小玉は自嘲気味に笑った。「確かに私には資格がないわ。この半年はただ雑用をこなすだけで、思ったほどお金は稼げなかったけど、あまり嫌な思いもしなかった。病院で患者の世話をするよりはマシね」

私は口元を少し引きつらせた。小玉は十分に美しいと思うのだが。

学歴が足りないということなのだろう。

「彼氏はいるの?」と私は尋ねた。

「いるわよ。私は個人クラブで介護の仕...