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545話

「なるほど、そういうことか」

やっと理解できた。

くそっ、この一見高級なプライベートクラブは、男性売春も女性売春もやっている店だったのか!

考えてみれば不思議じゃない。

こんな場所でこういう取引をするには、バックがなければ無理だろう?

そのバックにいる男たちだって欲求があるんだ!

もっともらしい口実を掲げながら、看板に偽りありの商売をしているんだな!

だから、ここの管理が厳しいのも、人が消えることがあるのも不思議じゃないわけだ。

「金水、私が言ったことは絶対に口外しないでね!」小玉が注意してきた。「あなたが目が見えないから、ちょっと警告しておこうと思って」

「小玉、安心して、俺は口が堅いから」...