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465話

「でも、彼女が自分から言わないと、私には『見えない』のよ!」

ただ、私には絶対の自信があるわけではない。結局、今まで治療したことがないのだから。

でも、師匠のそばで何年も修行してきて、彼が確かに多くのニキビを治してきたのを見てきた。もちろん、百パーセント完治とはいかないけれど、その効果はかなり顕著だった。

治療後に患者さんが少し粉を塗れば、ほとんど目立たなくなるのだ。

「お嬢様、どなたのニキビを治療するのですか?」と、私はわざとらしく尋ねた。

「あ、あの、わ、私よ!」お嬢様は恥ずかしそうに答えた。

「なるほど、お嬢様がニキビに悩んでいらっしゃったのですね。私には見えないので、もし見えてい...