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383話

「目が見えない坊や、来たのね?」馬姉さんが太い声で言った。

「馬姉さん、こんにちは!こちらは従妹で、付き添いで来てくれました」と私は答えた。

「ああ、昨日見かけたわ。受付にいた小娘ね」と馬姉さん。「なかなか可愛い顔してるじゃない」

「お褒めいただきありがとうございます」梅子は緊張した面持ちで答えた。

私たちのような貧乏人間がこんな豪邸に入ると、まるで劉のお婆さんが大観園に入ったような居心地の悪さを感じ、とても卑屈になってしまう。

もちろん、私は見えないから表に出す必要はないけれど。

「ついてきなさい」と馬姉さんが言った。

そして、梅子が私の手を引き、馬姉さんの後ろについていった。

私たちは二階...