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377話

「私はマー姉さんというチャンスを逃すつもりはない。それに潜在意識の中で、マー姉さんと良い関係を築ければ、百利あって一害なしだと思っている。

都会に出る前、父さんは何度も言っていた。外で生きていくなら、友達が一人増えれば道が一本増えるんだとね!」

「じゃあ、マー姉さんに電話して、意向を聞いてみるわ」義姉が言った。

「お義姉さん、電話はかけてもらって、マー姉さんには私が話すよ!」

「いいわ。でもマー姉さんが嫌がったら、余計なことは言わないでよ!」

「わかってるよ」

そこで義姉は携帯を取り出し、マー姉さんに電話をかけ、スピーカーフォンにした。

電話の向こうからマー姉さんの声が聞こえると、義...