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37話

「あら、美ちゃん、私、私は恋愛なんてしたことないわ、恥ずかしくて死にそう」鳳ちゃんはまだ顔を手で覆ったままだった。

「鳳ちゃん、あなたの考えは古すぎるわ。一生田舎で暮らすつもりなら何も言わないけど、あなたはこれから都会に出るんでしょ?少し勉強しておいた方がいいわよ、損はしないから!」美ちゃんは言いながら、鳳ちゃんの手を引き離した。

鳳ちゃんは真っ赤な顔で手を放し、顔を横に向けた。

でも私には、彼女が目の端でテレビを盗み見ているのが見えた。

彼女の今の気持ちは、私が初めて女性の裸体を見た時と同じなんだろうな?

ふふ、誰にだって初めてはあるものさ。

もし本当に美ちゃんと鳳ちゃんの中から嫁さんを...