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34話

小美がその中の一枚を手に取った時、私の目は釘付けになってしまった!

あれが下着と言えるのだろうか?

布地はほんの一片だけ、いつから下着はこんなに節約されるようになったのか?

ここ数日、義姉が下着を替える時を見ていたが、こんな布地を節約した下着は見たことがない。

小鳳の顔が一気に赤くなるのが見えた。

「小美、これどうやって着るの?」彼女は驚いた様子だった。

「やっぱりあなたには分からないわね!」小美が狡猾に微笑んだ。「これは『Tバック』っていうの、都会ではすごく流行ってるのよ!」

話しながら、小美はちらりと私を見た。私は真面目な顔でヒマワリの種をかじっていた。

私という盲人は、二人にとって存在し...