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2790話

「その瞬間、私も何に刺激されたのか分からないが、彼女の腕を引っ張り上げ、そのまま寝間着越しに顔を胸元に埋めた。二つの半球体が一瞬で口の中に収まった。

もちろん全てを口に含むことなどできるはずもなく、この俺は手を伸ばして支えるように持ち上げた。手のひら全体に広がる不思議な感触、指の隙間からこぼれ落ちそうになるほどだった。

水が韓雪柔の白い首筋を流れ、雪のような谷間を伝って下へと続いていく。俺は舌を大きく出して雪山のような峰を舐め回し、よだれは水に流されて跡形もなかった。

韓雪柔は口から軽く「んっ」と漏らしたものの、特に異常な反応は見せなかった。いける、と俺はこの作戦に自分でも感心せざるを得なかっ...