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275話

「あら、金水、お義姉さんに対してそんな腕を隠してたなんてね」お義姉さんは笑いながら言った。

「そういうわけじゃないんです、義姉さん。実は、練習不足で経験が少なくて、だから言わなかったんです。それに、もし鍼灸をするなら、助手が必要なんです。やはり私は鍼を出し入れするのが不便ですから」

「そういうことだったのね。そういえば、ちょうど言おうと思ってたんだけど、どんなマッサージでも事前にお客様の足を洗わなきゃいけないの。でも、あなたは不便だから、助手を一人つけようと思ってるの。そうすればあなたの価値も高く見えるでしょ。実際、漢方マッサージの料金も高めに設定するつもりよ。お客さんの中には高ければ高いほど...