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270話

立ち上がろうとした時、彼女の脚が俺の上に乗っていることに気づいた!

そっとそれをどかして、ベッドから降りた。

思わず彼女のスマホを手に取る。

電源は入っていた。

いつ電源を入れたんだ?

夜中にトイレに行った時かな?

確認してみたが、ウェイゲーからの電話はなく、最近のは昨日の昼だった。

部屋を出る。

母さんが居間に座っていた。

物音に気づいて、振り向く。

「あら、金水、起きたのね!」母さんは笑顔で言った。

「お母さん、義姉さんは?」

「もう出かけたわよ、お父さんが町まで送って行ったの!」

母さんは俺の手を引いて座らせた。

「金水、お前の嫁はどうしてる?」

「まだ寝てるよ」

「ふふふ、昨日は疲れた...