華の都の遊び人

2692話

「彼女に一度にどれだけの男をかわしてきたのか聞いてみたい気もしたが、そんな勇気はなかった。結局、俺たちは協力関係とセフレの関係でしかないんだ。相手のことに口を出す権利なんてないし、聞いたところで二人の間に亀裂が入るだけだろう。

それに、知ったところで何になる？若い頃に誰だって馬鹿なことの一つや二つはやるものだ。もし蘇妃と李桂蘭、あるいは他の女たちがベッドに並んでいたら、自分だって我慢できないだろう。絶対に無理だ！

だから、自分ができないことを他人に求めるべきじゃない。

そう思いつつも、心の中では考えずにはいられなかった。しばらくすると、二階のこの支配人室はすぐに喘ぎ声で満ちた。幸い防音がしっか...