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2620話

女が即座に顔を輝かせた。「六百元です！」

王梅梅の体が硬直し、顔色が一変した。たった二着で、布も大して使われていないのに、六百元も取るなんて厚かましい。

私は彼女の肩を軽く叩いた。「お母さんの分もう一着選んでやれよ」

「え？」王梅梅は少し戸惑いながら振り返って私を見た。

「なんでそんな顔するんだ。最初に言っただろ、食事に招待できないなら、当然プレゼントを用意するって。でも彼女に何が似合うか俺にはわからないから、お前に選んでもらうしかないんだ」

「う、うん！」小娘は心の中で喜んだ。これでお母さんの難関もさらに突破しやすくなる。こいつ、なかなか気が利くじゃないか。

女店主は追加で選ぶと...