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2612話

私は腰を曲げて彼女の手を握り、強く引き上げた。ところが王梅梅が足に力が入らず倒れそうになったので、慌てて大きな手で彼女の膝裏を支え、思わず抱き上げてしまった。

ただ、この姿勢といったら、まるで子供におしっこをさせているようにしか見えない。水面に映る自分たちの姿を見て、私は呆然と立ち尽くした。

王梅梅は恥ずかしさのあまり、降りようにも足はしびれ、頭はくらくらして、とても立っていられる状態ではなかった。どうしたものかと思ったのか、彼女は自分の頭を相手の首筋に預け、もう顔を上げようとしなかった。

私はその雪のように白い丸いお尻を抱えたまま、石の上を跳んだり跳ねたりしながら、やっとの思いで車まで戻...