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2605話

私は口を挟まず、二人が毎日話しているのを見ていた。当然、女同士だからこそ分かり合えることもあるだろう。親しくなれば、女同士でしか話さないようなことも出てくるものだ。

李桂蘭は続けた。「どうあれ、同級生だった仲だから、彼女に少しでも良いことがあればと思うのよ。こうなった以上、縁のある者同士で済ませた方がいい。他の誰かより、あんたのような若い牛の方がまだましよ。根っからのことを知ってるし、彼女に対して情も義理もある。守ってあげられるでしょ。あんたの女になれば、今までのややこしいことも半分以上は減るし、それに...」

「それに何?」私は目を見開いた。二人はかなり色々と話し合ったらしい。この女がそ...