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2517話

「ああ、もう、どうでもいいや。俺のイメージがこれ以上悪くなったって、一人で何人も相手にする英雄だしな。あんな美人が少し気があるのは当然だろ。好きにすればいいさ」彼は心の中で考えを巡らせ、しばらくは彼女に会わないほうがいいだろうと思った。会ったら気まずくなるに決まっている。

残念なことに、金香月の正式採用の件はまた先延ばしになってしまった。くそっ！彼が真剣に取り組まなかったわけではない。ただの布切れ一枚のせいで、こんなに複雑な状況になるとは誰が想像しただろうか。

帰り道、彼は頭を抱えながら金香月にどう説明すべきか考えていた。「あの女性の裸を見てしまったから、恥ずかしくて話せなかった」なんて言...