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2503話

臍下三寸のところから始まり、腹腔に向かって上がっていく。その温かな大きな手が押し当てられていくうちに、恥骨と臍の間に来た時、彼女の体は思わず軽く震えた。そこは確かに少し敏感だったが、それに続いて湿った熱気が次々と押し寄せ、下腹部はまるで温かい湯たんぽを当てられたかのようだった。

その温もりが徐々に広がり、冬の日に裸で日光浴をしているような、言葉にできない怠惰な心地よさと、温かみのある快適さが生まれていった。

正直なところ、私のような陽気で大柄なマッサージ師が心を込めてサービスすれば、こういった艶やかな温かみは自然と頭の中に生まれてくるものだ。まるであの若造が裸の女性を前にしているようなもの...