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2501話

「道もなく、自分で切り開かなければならないなんて、普通に歩きにくいわけじゃない。三人で分けたけど、結局一番大きな袋は俺が持って先頭を行き、二人で残りの袋を分けて後ろを歩くことになった」

「二百キロほどのマンゴスチンを担いで山を下りてくると、三人とも汗びっしょりになった。特に二人の女は服が体にぴったりと張り付いて...もし三人きりじゃなかったら、俺の心は今頃どこをさまよっていたことか」

「彼の車は二人の人間とマンゴスチンの山を載せて、速度がかなり落ちていた。やはり乗用車には敵わないな、と俺は感慨深く思った。坂道に差し掛かると、登りきれるかどうか少し心配になったほどだ」

「いや、彼も含めても...