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250話

「梅子はすねて言った。「覚えておいてね、今日は特別な日だから、目くじらを立てないわ」

「分かった、これからはあなたの許可なしではお酒は一滴も飲まない。どう？」

「そういう意味じゃないわ。とにかくなるべく飲まないで。私があなたのそばにいない時は飲まないで。だって、誰があなたの面倒を見るのよ！」

「はい、はい、分かりました！僕のことを思ってくれてるんだね！」私はニワトリがエサをつつくように何度も頷いた。

「あなた一日何も食べてないでしょ。おかゆを作ったから、一杯飲んで。冷めちゃったけど」

「ありがとう、奥さん！」

梅子は身を翻して椀を私に手渡した。

私は三口二口であっという間に飲み干し、口を拭いた...