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2424話

「村の顔役をこんなにも落ちぶれさせるとは、まるで十歳も年を取らせてしまったようだ。あんなに前向きだった人が、すっかり気落ちしてしまった」

「王おじさん、王おじさん、ご飯食べた?いいものを持ってきたよ」

「なんだいその騒々しさは。俺が見たことないような良いものなんてあるのかい?」王じいさんの不機嫌な呟きが台所から聞こえてきた。

中に入ってみると、この爺さんは炒った大豆を噛みながら白酒を飲んでいた。テーブルの上に置かれた油と埃にまみれたプラスチックボトル、一目で劉翠児のところで買った量り売りの白酒だとわかる。

一斤一元で、穀物と交換することもできる。「おばさんは?」

「食べ終わって、お喋...