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2416話

「あの品物自体はそんなに高価なものじゃないんだ。ただ、すぐには見つからないだけさ。結局、彼は専門の採薬師じゃないから、何事も経験がものを言うんだよ」

車から降りると、私は入口に座っている店主に直接数種類の名前を告げた。

「ありますよ。どれくらい必要ですか？」

よし、と私は太ももを叩いて、赤い紙幣を一枚取り出した。

「親父さん、それぞれ二斤ずつ頼むよ！」

彼は車を買った後も、まだ一万元以上の貯金があった。だがこの金は、何の見通しもない時には、なんだか不安定に感じられ、何もできないような気がしていた。

しかし蘇妃が戻ってきて縁を取り持ってくれたことで、日々に希望が生まれ、この金も使う勇気が出て...