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2402話

「くすくす、私たち卵なんてないのよ。気持ちいいと思わない?」

「気持ちいいのは気持ちいいけど、歩くのが安定しないよな。そういえば、さっき確かに紅姉ちゃんはズボン履いてたのに、なんで俺はないんだ?」疑問に思いながら、彼女の胸元から顔を上げて尋ねた。

「あれは旦那のために用意してあるのよ。いつ来たか分からないし、ズボンなんてどこに捨てたか分からないわ」蘇妃は白目をむきながら言った。

ああ、ここってこんなに綺麗で、何もかも整えられてるのに、彼女の旦那はなんで来ないんだろう?と思わず不思議に思った。こんな場所に住めるなんて、マジで快適で便利極まりないじゃないか。どんなに荒らしても、誰かが片付けて...