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2365話

相手が出て行くのを見ながら、彼はすぐには引き止める理由が思いつかず、ただ顔を曇らせてその若造が出て行くのを見送るしかなかった。傍らの劉翠児はもちろんすべてをはっきりと見ていた。あいつが出て行く時にまだ彼女に向かって目配せしたのは、明らかに彼女に取り成してほしいという意味だった。

「もういいわ、見てないで。あなたったら、私がどれだけの歳か考えもせずに、こんな小細工を使って。彼がそんなこと理解するわけないでしょ？」劉翠児が口を開いた。

「理解できない？わざとバカを装ってるだけだろ……」王富貴は目を見開いて言った。

「ふん、あのね、あなたもその荒れ地を宝物みたいに大事にするのはもうやめたら？今...