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2353話

「私も真面目に言ってるんだよ」私は続けた。「村には放置されてる荒れ地がたくさんあるだろう?どうせ荒れてるなら、もったいないよね。お前の親父さんに話してくれないか?ただで借りて、先に耕してもいいか聞いてみてよ」

「ただで?」王梅梅は思わず口を尖らせ、反論した。「この世にそんな都合のいい話があるわけないでしょ。ただなんて、それにあの土地はうちのものじゃなくて、集団所有なんだから」

くそ、この小娘、俺にごまかしを言いやがって。お前んち耕してる土地も、王老二や老三の家に貸してる土地も、いつ賃料払ったことがあるんだよ。

だが空は頼みごとがある身。そんなことは言えない。所詮は身内だからな。彼はただ言...