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2349話

「これは上等な珍味だぞ。町に持っていけば少なくとも数百元にはなるし、興旺ホテルに持っていけばもっと高く売れるかもしれない」

そう考えると、すぐに殺す必要はない。私は前に出て蛇の首をつかんで持ち上げ、金香月に向かって叫んだ。「嫂子、大丈夫だ。こっちに来て蛇袋を出してくれ。二重にして口を広げておいてくれ、蛇を入れるから」

「金水……」金香月は彼が蛇を捕まえたのを見て、ようやく安心した様子で急いで近づき、彼のかごから二つの蛇袋を取り出して重ねた。「これ……袋を噛み破ったりしないの?」

私はニヤリと笑った。「大丈夫だよ。どんな蛇でも、蛇袋はヤツらの天敵さ。一度中に入れれば、傷ついてなくても、死な...