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2338話

「これは妙な話だ……金香月のような美女がこんなことに興味を持つなんて?」

ちょうどその時、大きな方のカマキリが振り向き、やや小さい方に向かって一撃を加え、相手を押さえつけると、一口一口と頭を食べ始めた。

その間、小さい方のカマキリは全く抵抗しなかった。これはどれほどの快感があれば、相手に食べられても動こうともしないのだろうか。

私は感慨に浸った。もし韓雪柔や金香月のような女性と一度でも関係を持てるなら、自分もこのカマキリのように死んでもいいと思うだろう。

そんなことを考えていると、金香月がしばらく呆然としていたかと思うと、動き出し、背負っていた竹かごを下ろして、横に伸びた木の枝に腰を下...