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2246話

「刘蓉儿はね、姉の刘薇のように遠慮がましいところなんか微塵もなかった。まるで今すぐにでも自分の服を脱ぎ捨てたいとでも言わんばかりに、あっという間に足を開いて俺の上に跨ってきたんだ。

小さな手が俺の天を突く柱を掴み、次の瞬間にはもう天地を揺るがす魔法を使おうとしていた。

その時、突然携帯が鳴り響いた。リリリンという着信音が小さな小屋の中で異様に耳障りだった。

俺は慌ててシーッと。

携帯を見ると、表示されていたのは刘薇からの電話だった。これにはドキドキと心臓が跳ね上がる。「声を出すな、お前の姉さんからだ……」と言いながら、指を立てて唇に当てた。

刘蓉儿はまだ意気揚々としていたが、すぐに意味を理解し...