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2240話

「こんな年頃の若い子は、女の体に好奇心を持つもんだ。村の若い衆らが塀によじ登って女が風呂に入るのを覗き見るなんて、別に珍しいことでもない。

見たいなら、どうせ服の上からだし、見るくらいなら構わないだろう。自分から注意でもしたら、かえって彼に壁を作ることになる。これからも息子の面倒を見てもらわなきゃならないんだし。

ただ見るだけなら、別に変なことをするわけじゃない。それにこの若い衆を引き付けておけば、後で何か頼み事をするときにも都合がいい。恋愛経験はゼロだけど、半生生きてきて、こういう人付き合いの道理くらいは分かっている」

俺は見ているうちに、この女の態度が分かってきた。劉翠児のようなあか...