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2224話

彼の言葉に従い、呉秀敏は急いで両脚を広げ、両手でそれぞれの側を引っ張った。これで神秘の場所がはっきりと目の前に露わになった。

私はごくりと唾を飲み込んだ。弟よ、今回は兄貴が荒々しい道へと案内してやる。

先ほど全身を水で洗い流したばかりだから、そういった心配はない。だが中に入るのは依然として難しい。他でもなく、呉秀敏は目を開けたり閉じたりを繰り返すが、結局は閉じている時間の方が長かった。

そして彼女の体格を考えると、中に入り込む難しさは想像に難くない。幸い、小さな弟は血気盛んで、先ほどまでは天も地も空気も貫くような勢いだった。たかが密閉された小さな門など何だというのか。龍潭虎穴でさえ突き進...