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2180話

「あっ…」と思わず声が出そうになった。太ももの間に手が入り込み、指で掘るように弄られて、彼女は心臓が飛び出しそうになった。妊娠してからもう三ヶ月近く、夫の手も触れていなかったのだから。

彼女は無意識に両足でその手を挟み込み、できることならずっとこのままでいてほしいと思った。テーブルの下にいた私はそれにびっくりした。太ももに挟まれるのは心地良いが、これは箸を取るのであって担ぎ棒を担ぐわけじゃない。いったいどれだけ続けられるものか。

親指が前に強く押し当て、さらに深く掘るように動かすと、きつく閉じていた太ももが、まるで兎のようにぱっと開いて引っ込んでしまった。

テーブルの下から出てきた時、親...